他の国と比べて留学費用が安く済んでコスパが高い!と言われるフィリピン留学。
ただ、何にどれくらいの費用がかかるのか、留学費用総額の内訳をしっかり理解しておかなければなりません。費用の内訳をしっかり理解しておくことで、更に不必要なコストをカットして留学費用総額を抑えることも可能です。
この記事は、フィリピン留学にかかる留学費用の総額をご説明します。
これからフィリピン留学をプランニングしていく方は絶対にチェックしてください。
まずは語学学校に支払う費用です。
多くの語学学校では、プログラム費用にコース授業料、学生寮などの滞在費、食費などの費用も含められており、出発前に支払う必要があります。
(注)学校により異なる場合も御座います。
日本資本の語学学校であれば日本円でプログラム費用が算出されているケースが多いですが、韓国資本の学校の多くはアメリカドルで算出されているので、米ドル/円の為替レートの変動により学費(プログラム費用)の総額が変わります。
支払うタイミングの為替レートをしっかり確認することが大切です。
基本的に留学生は円高の時に得をすると思っていたらOKです。
語学学校や受講するコースによって料金は異なりますが、
一般的な英語コース (ESLコース) の場合、1週間で3〜5万円、1ヶ月 (4週間) で12〜18万円が平均的な授業料です。
もちろん、1人部屋より5人部屋の方が費用は安くなり、
マンツーマンのコマ数が1日4コマより、1日5コマの方が高くなります。
実体験を元にカウンセラーから話を聞きながら適切なプランを決めていきましょう!
コロナ前は日本からフィリピンまでの直行便が年々増えており6万円前後で購入することができていましたが、現在2022年8月時点では、
運行再開されている便もまだまだ少なく、片道8〜10万円前後が相場となっています。
フィリピン航空、セブパシフィック、ジェットスター、バニラエア、JALなどが日本からフィリピンまでの直行便を就航しており、
中でもセブパシフィック、ジェットスター、バニラエアなどのLCC(ローコストキャリア)は航空券を安く取得したい方にはおすすめです。
定期的に値下げキャンペーンを行っているのもLCCの特徴ですので、フィリピン留学を考え始めたらこれらの航空会社のサイトやSNSはチェックすることをおすすめします。
2022年8月時点で一部航空会社において欠航や休航がされておりますので購入時はご注意ください。
多くのサイトで、フィリピン留学の際の保険はクレジットカードの付帯保険で充分と書かれていますが、
コロナ禍でのフィリピンの状況を踏まえると、2022年8月時点では海外保険加入を推奨します。
フィリピン留学にかかる海外留学保険の目安としては、1ヶ月でおよそ1.5~2万円、6ヶ月だと8万円前後が相場です。
また、クレジットカードの付帯保険には、所持しているだけで自動的に補償が有効になる自動付帯と、留学費用などをそのクレジットカードで支払わなければ補償が有効にならない利用付帯があります。さらにカードの種類によっては治療費の補償が付いていない場合や、補償内容の確認に時間がかかりスムーズに受診できない場合もありますので、充分に注意が必要です。
海外保険についてはプランも沢山有り、保険費用、保証内容も異なるのでお問い合わせ下さい。
授業料や宿泊費用のプログラム費用は渡航前の支払いが必須ですが、フィリピン留学の総額の一部に現地到着後に支払う費用があります。
語学学校などによって費用は多少変わりますが、大まかに下記のような費用が必要となります。
SSP (Special Study Permit) は「特別就学許可証」と言われ、合法的に現地で勉強するために必要な資格です。
フィリピンに留学する場合は必ずかかる費用で、地域によって異なりますが、6,000〜6,500ペソほどがかかります。
一度の申請で6ヶ月有効ですので、6ヶ月以上の留学の場合は期限内に再度申請する必要があります。
また、6ヶ月未満の留学でも転校する場合は再申請が必要となりますのでご注意ください。
ACR-Iカード (Alien Certificate of Registration Identity Card) は59日以上フィリピンに滞在する外国人が取得する「外国人登録IDカード」です。
59日以下の短期留学の方は不要ですが、60日以上(2ヶ月以上)のフィリピン留学をする場合は必ず取得する必要があります。ほとんどの学校で3,500ペソで発行しています。
ECC (Emigration Clearance Certificate) は「出国許可証」で、6ヶ月以上フィリピンに滞在する人が対象となりますが、
ビザ延長手続きを行っているか、フィリピン内で犯罪を起こしていないか等を証明するために必要なものです。
申請費用は2,880ペソです。
ECCの有効期限は1ヶ月間なので、フィリピンを出国する1、2週間前には申請する必要があります。※語学学校がサポート、手続きをしてくれます。
フィリピンでは、30日以上留学する場合は観光ビザの延長手続きを行う必要があります。
のように4週間ごとのビザ延長申請が必要です。
こちらは語学学校が申請を代行してくれますが、学校ごとに申請手数料がかかります。
ここまでのA)〜D)は、フィリピン留学をする際にフィリピン政府に支払う必要がある費用ですので、留学する全ての方が支払う必要があります。
ここからは語学学校により設定金額が異なる変動費になります。
学校によっては出発前に支払うプログラム費用と一緒に支払い場合もありますが、
多くの語学学校では水道代、電気代などは1週間当たりの固定料金または使用した分だけ請求され、現地で支払う必要があります。
使用した分だけの場合、極力使わなければ費用を節約することも可能ですが、エアコンなどをつけたままにしてしまうと高額な費用になってしまうのでご注意ください。
学生寮デポジットは、日本で賃貸契約する時の敷金(保証金)の様な費用で、備品や過失がなければ全額戻ってくる費用で3,000ペソほどが平均的です。
こちらも学校やお部屋のタイプによって金額は異なります。
多くの語学学校では、コピーした教材などを利用しているため教材費は安く設定されていますが、正規のテキスト教材やオリジナルの教材を使用する語学学校では、1冊1,000ペソほどが必要な場合もあります。
フィリピン留学では教材費は現地で支払う、購入すると覚えていおいて下さい。
フィリピン国内にある空港の発着便には空港利用税がかかります。
国際線であれば935ペソが空港利用税としてかかります。
フィリピン留学の手続き、学校申込みをする際にはパスポートが必須です。
パスポートは、有効期限や作成時の年齢によって費用が変わってきますが、2カ国留学などを検討されている方は10年間有効なパスポートを取得することをおすすめします。
フィリピンでは、日本と比べて交通機関を安価で利用することができます。電車、バス、タクシーといった留学生もよく利用する主要交通機関は、以下のような料金が目安です。
物価が安いフィリピンでは、生活費にかかる負担も他国に留学する場合と比べ、あまり大きくありません。特にフィリピンでは屋台などの出店が多く、ローカル料理での食事は1食あたり100~300円程度で済ませることができます。
日本食や外資チェーン店の場合は、1,000円前後からと日本とあまり変わらない金額ですので、
費用を抑えたい場合は語学学校で食事を済ましましょう。
フィリピン留学を扱う留学エージェントの中には、上記で紹介した費用の他に”サポート費用”として別途費用を請求される場合があります。
しかし、その内訳の多くは申請代行や現地サポート費用で、フィリピン留学には全く必要のない費用です。
フィリピン留学の場合、オーストラリアやカナダでの生活と異なり、仕事を探したり、シェアハウスに引っ越ししたりすることも有りません。
留学ネットではサポート費用は一切かかりません。
フィリピン留学に出発するまでマンツーマンオンライン英会話レッスンも無料で利用することができます。
コース授業料、宿泊費、食費、清掃費、洗濯費はプログラム費用に含まれます。(注)学校により異なる場合がございます。
学校 | コース | 部屋タイプ | 総額 |
---|---|---|---|
SMEAG キャピタル | ESL1 | 4人部屋 | 188,000円 |
CIA マクタン | ESL Regular | 4人部屋 | 1,500ドル(202,500円) ※135円/1ドル計算 |
MeRISE | 日常英会話 実践コース | 1人部屋 | 330,000円 |
IDEA Cebu | Power Speaking | 4人部屋 | 1,440ドル(194,400円) ※135円/1ドル計算 |
学校 | 総額 |
---|---|
SMEAG キャピタルキャンパス | 13,800ペソ (34,500円) ※2.5円/1ペソ計算 |
CIA マクタンキャンパス | 20,000ペソ (50,000円) ※2.5円/1ペソ計算 |
MeRISE | 20,000円 |
IDEA Cebu | 20,100ペソ (50,250円) ※2.5円/1ペソ計算 |
必要な費用としては、観光地などに行く際の交通費、プライベートでの食事、携帯SIM、その他交際費程度です。
1ヶ月当たり3〜5万円ほど準備していけば安心して生活することができます。その他、保険の費用なども予算に含めておきましょう。
生活費 | 総額 |
---|---|
交通費、食費、娯楽費 | 3〜5万円/月 |
2カ国留学などを検討している方に最適な期間です。
英語レベルは、約3ヶ月でレベルが1つ上がると言われているので、オーストラリアでのワーホリ前にフィリピン留学を3ヶ月するというプランを選ぶ方も多くいます。
語学学校や就業するコースによって変わりますが、40〜75万円ほどが相場です。もちろん、部屋のタイプやマンツーマンレッスンのコマ数などでさらに費用を抑えることも可能です。
逆に、ホテル寮やコンドミニアムの1人部屋を利用する場合は100万円近い費用になりますので、目的や予算に合わせてプランを設定するようにしましょう。
学校 | コース | 部屋タイプ | 総額 |
---|---|---|---|
SMEAG キャピタル | ESL1 | 4人部屋 | 564,000円 |
CIA マクタン | ESL Regular | 4人部屋 | 5,200ドル(702,000円) ※135円/1ドル計算 |
MeRISE | 日常英会話 実践コース | 1人部屋 | 970,000円 |
IDEA Cebu | Power Speaking | 4人部屋 | 4,320ドル(583,200円) ※135円/1ドル計算 |
学校 | 総額 |
---|---|
SMEAG キャピタルキャンパス | 33,230ペソ (83,075円) ※2.5円/1ペソ計算 |
CIA マクタンキャンパス | 43,870ペソ (109,675円) ※2.5円/1ペソ計算 |
MeRISE | 20,000円 |
IDEA Cebu | 28,100ペソ (31,850円) ※2.5円/1ペソ計算 |
3ヶ月のフィリピン留学だと、海外留学保険の費用が少し高額になります。
交通費や交際費などの生活費としては7〜10万円ほど、保険の費用として5万〜10万円ほどを想定しておきましょう。
生活費 | 総額 |
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交通費、食費、娯楽費 | 10〜20万円/3ヶ月 |
海外で働きたい、IELTSやTOEICなどの公式なスコアを取得したいなどの人が多い期間です。また、英語初心者の方でも6ヶ月 (24週間) しっかりと勉強すれば確実に英語力は身につくでしょう。
学費は変動が多い費用で、特に6ヶ月のフィリピン留学を検討されている方の中には、IELTSのスコア獲得や、ビジネス英語を身につけたいなどの目標を持っている方が多くいるので、そういったコースを選ぶと費用は多くなります。
相場としては、食費や滞在費なども含めて80〜150万円ほどです。
学校 | コース | 部屋タイプ | 総額 |
---|---|---|---|
SMEAG キャピタル | ESL1 | 4人部屋 | 1,128,000円 |
CIA マクタン | ESL Regular | 4人部屋 | 9,000ドル(1,215,000円) ※135円/1ドル計算 |
MeRISE | 日常英会話 実践コース | 1人部屋 | 1,930,000円 |
IDEA Cebu | Power Speaking | 4人部屋 | 8,640ドル(1,166,400円) ※135円/1ドル計算 |
学校 | 総額 |
---|---|
SMEAG キャピタルキャンパス | 52,120ペソ (130,300円) ※2.5円/1ペソ計算 |
CIA マクタンキャンパス | 88,570ペソ (221,425円) ※2.5円/1ペソ計算 |
MeRISE | 20,000円 |
IDEA Cebu | 44,600ペソ (48,350円) ※2.5円/1ペソ計算 |
6ヶ月のフィリピン留学では、保険の費用だけではなくビザの延長費用も少なくない費用になってきます。
生活費としては10〜20万円ほど、保険の費用として10〜20本円、ビザ延長費用が5万円ほどと、プログラム費用以外で25〜50万円ほどが必要です。
保険やビザ延長費用は毎月かかってくるわけではありませんが、6ヶ月間のフィリピン留学をする際に必要な費用として準備しておきましょう。
生活費 | 総額 |
---|---|
交通費、食費、娯楽費 | 25〜40万円/6ヶ月 |
他の留学先と比較して、物価や生活コストが安いと言われるフィリピンですが、何にどれくらいの費用が掛かっているのか、しっかりと費用の内訳を理解してプランを立てる必要があるでしょう。
航空券や海外保険プランなどはカウンセラーと打ち合わせしながら適切なプランを選んで節約していきましょう。