海外に住むとき、その国のルールを知っておくと快適にすごせますよね。
そのため、フィリピンの文化は留学する前に知っておきたい情報ではないでしょうか。
特に言い回しやジェスチャーを覚えておくと現地の先生とも仲良くなれて勉強もはかどりやすいです。
この記事では、知っておくと留学時に便利な言い回しやジェスチャーについてまとめています。
フィリピンでのトイレの名称は「CR:Comfort Room(コンフォート・ルーム)」です。
日本では「Toilet(トイレ)」と書いてあることが多いですね。
これは1個買ったらもう1つおまけがついてくるという意味です。
他にも「Buy1 Take1」「Buy1 Free1」などの表現があります。
日本だと「%引き」と安売りすることが多いですが、もうひとつおまけがついてくることはフィリピンならではですね。
「texts」とは携帯電話番号でやり取りするショートメールのことです。
フィリピンでもスマホを持つ人が多くなっていますが、メインの連絡手段はテキストです。そのため、早く返信をもらいたいときはテキストで返すのがおすすめです。
「Unli」とは「Unlimited(=無制限)」のことで、○○し放題という意味です。
フィリピン人はごはんが大好きなため、定食屋さんのメニューには、「Unli rice」=「ごはん食べ放題」と記載されているお店が多いです。携帯電話の通話やテキストが使い放題というときは「Unli call」、「Unli text」といいます。
ちなみに、日本の居酒屋でよくある「飲み放題」は、「bottomless」といいます。
日本のようにお酒が飲み放題になることは少なく、レモネードやお茶によく使われます。
「po」はタガログ語の丁寧語のことです。
フィリピン人は「Thank you po」など、「po」を英語と混ぜて使うこともあります。
※タガログ語とはフィリピン言語のひとつで、英語とともにフィリピンの公用語として採用されています。
お買い物のときに、「one-fifty」や「four-fifty」という言い回しをすることがよくあります。
これは「150」「450」の「100の位=hundred」を省略した言い方です。
しかし「1000」は省略せずに、そのまま「1050: one thousand fifty」といいます。
「Bill out」とは「請求する」という意味で、レストランのお会計をするときに使います。または「Bill please」でも通じます。
お会計をしたいときには「Bill out」もしくは「Bill please」と言いましょう。
「Bill out」と同時にこのジェスチャーをします。
両手の人差し指と親指を使って「C」のような形を向かい合わせて、それぞれの人差し指と親指をくっつけます。お札のような長方形の形を作れば大丈夫です。
このジェスチャーの意味は諸説ありますが、クレジットカードやお札、レシートを表していると言われています。店員さんにお会計がしたいとう意味がスムーズに伝わりますので、ぜひ活用してみてください。
日本では、お会計のときは指で「Xのマーク」を作ります。これは、数の合計を出すこと=「〆る(しめる)」の意味を表しています。
フィリピンと日本では同じ「お会計」の意味でも、ジェスチャーは全然違うため、現地で実際に使うときには日本のジェスチャーを間違ってしないように注意しましょう。
フィリピンはアメリカの文化が入っているため、アメリカで使うジェスチャーをすることがあります。たとえば、話しながら両手の人差し指と中指を折り曲げて2回ほど指先をちょんちょんと曲げるジェスチャーがあります。
これは「” ”(ダブルクォーテーションマーク)」を表すものです。
本来は引用や強調を意味しますが、会話のなかでは誰かが話したことに対して「返し手が皮肉の意味を込めて使う」表現です。
フィリピンでは人の頭を叩く行為は厳禁です。
日本では愛情表現のひとつとして子どもの頭をポンポンと叩くことがありますが、これは頭を叩くことと同じく失礼な行為です。
フィリピン人は「子どもの頭には、神が宿っている」と信じている人が多いので、間違ってもしないようにしましょう。しかし、子どもに対して褒める意味で頭を撫でるのは問題ありません。
ここまで、フィリピン留学で知っておくと便利な言い回しやジェスチャーについてまとめました。
現地では当たり前のことでも、日本人にとっては馴染みのない表現だったり現地では伝わらない、タブーなこともあると知ることができたでしょうか。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、まずは先生と話すときにこの記事のジェスチャーを取り入れてみるとスムーズに会話が進みますよ。
現地のジェスチャーを使えば、英語だけでは伝わらないことも伝わりやすくなります。
気軽に話ができるようになると、会話の幅も広がって先生との仲も深まりますね。
楽しい留学生活を送るためにぜひ参考にしてみてください。
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